ソフトコアリング・ソフトコアリングC+

当試験所はソフトコアリング協会の会員です。(会員№S11-01)
協会が保有するソフトコアリング及びソフトコアリングC+の特許技術受講修了者が常駐しています。

技術概要

■ソフトコアリングとは

既存構造物のコンクリート強度調査方法


構造物の維持・保全が社会的な課題となっており、
耐震補強をはじめ建物のリニューアル工事が増大しています。
それに伴ない、構造物を傷めず、簡便で精度の良い
構造体コンクリート強度の推定方法が求められてきました。
これにこたえて開発されたのが、(財)日本建築センター ・ 
(財)建築保全センターの保全技術審査証明を取得した

既存構造物のコンクリート強度調査法「ソフトコアリング」です。
コアが小さいから
◆柱や梁などの主要構造部材からの採取が可能。
◆過密配筋でも鉄筋にあたる可能性が少ない。
◆採取跡の補修が安易。
◆簡易な試験機を用いて、現場でリアルタイムに強度の推定が可能。
◆調査にかかる工期やコストを削減


従来、コンクリート強度を調べるには、直径10㎝のコンクリート
コアの採取が必要でした。
「ソフトコアリング」は、直径2㎝程度の小径コアと直径10㎝の
コアの圧縮強度に相関関係があることを利用し、小径コアの
圧縮強度に補正係数を乗じて、構造物のコンクリート強度を
推定する方法です。非破壊検査の簡便さと、破壊検査の正
確さを併せ持っています。
-適用範囲-
◆推定されるコンクリートの実強度が80N/㎜2以下であること。
◆粗骨材の最大寸法が25㎜以下であること。
◆軽量コンクリート、高強度コンクリートにも適用可能です。

 

■ソフトコアリングC+とは

「ソフトコアリングC+」は土木(Civil)構造物に適用できる、簡便で精度の良いコンクリート構造物の調査技術です。コンクリート構造物から採取した直径φ25㎜の小径コアを用いて、構造体コンクリートの圧縮強度塩化物イオン量中性化深さが測定できます。
従来のφ100㎜コアと同等な精度で測定することが可能な技術となるように開発し、(財)土木研究センターの建設技術審査証明書を取得しました。

コアが小さいから
◆主要構造部材から採取しても、耐久上の問題となる可能性が少ない。
◆過密な配筋状態でも、鉄筋切断の可能性が少ない。
◆採取が安易で、採取後の補修が安易。
◆長いコアを採取すれば、深さ方向の品質分布調査が可能。

 

圧縮強度測定

  粗骨材の最大寸法 : 40㎜以下
  推定圧縮強度範囲 : 10~70N/㎜2

圧縮強度試験の供試体は、高さがコア径の2倍の50㎜に切断してキャッピング加工します。
強度の推定は、複数本の試験結果により、強度補正および異常値の棄却検定等を行って
算出します。

 

塩化物イオン測定

  粗骨材の最大寸法 : 40㎜以下

採取した25㎜径のコアを切断、骨材最大寸法の大きさに応じて、
所要の分析精度が得られる分量を確保して、分析試料とします。
塩化物イオン量の分析は、JISA1154に準拠して行います。

 

中性化深さ測定

   粗骨材の最大寸法 : 40㎜以下

採取コアを水洗いし、乾燥後コア側面にフェノールフタレインの1%エタノール溶液を噴霧、
呈色していない部分の長さを中性化深さとして測定します。
骨材を避けて5点以上測定し、平均値を測定値とします。